第5回 太宰治『お伽話草紙』
25年2月9日(土)15~18時、高田馬場貸し会議室にて
太宰治『お伽話草紙』を課題本に読書会を開催しました。
<あらすじ>
ムカシ ムカシノオ話ヨ。
アルヒ アサカラ ヨイテンキ ヤマヘ ユキマス シバカリニ。
瘤取りじいさん、浦島太郎、カチカチ山、舌切雀…。太宰があの古典・フォークロアの名作を下敷きに空想・批評を造型した、大人を唸らす残酷民話集。
困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。
“カチカチ山"など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」。
人間の残酷さを、ユーモアを交えつつ、明るく軽妙に描き出しています。
太宰好きだけど久しぶりに読んだ方は、「やっぱりいい」
太宰に苦手意識がある方は、「本書はおもしろかった」
といった感想をいただいて、ホッとしました!
ほかには、太宰の実生活との結びつきや、リズム感のよさなどについて話題に。
今回はフリーテーマトークを設けてみました!
おとぎ話にかけて、解釈の変わった昔話などについて話し合いました。
今回は簡単な報告になり、恐縮です。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の開催は、年末か年明けになる予定です。
またのご参加お待ちしてますね。
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